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通信講座、講習、学校。一番安く電気工事士の資格を取得する方法は?
電気工事士の資格を取得するのはどこが1番安いのか調べてみました。
電気工事士の資格を取得するとなると、独学でなければ、通信講座・講習・学校と3つの方法があります。その中でも一番安く資格が取得できるのはどの方法か?独自に調査してみました。
私が料金なしに考えたときに一番良いなと私が思うのは通信講座なのですが、それはひとまず置いておいてこのページではあくまで「安さ」「受講料」に重点おいて考えていきます。
【比較①】通信講座の中で1番安い講座
まずは通信講座の中で一番安い講座はどこなのか調べてみました。
ユーキャンの電気工事士資格講座の受講料
第二種電気工事士 | 63,000円(税込み・一括払い) |
---|---|
第一種電気工事士 | なし |
電験三種 | 69,000円(税込み・一括払い) |
私も受講したユーキャンの第二種電気工事士講座。この受講料だけを見ると「ちょっと高いな~」と思ってしまうかも。
ユーキャンともうひとつ通信講座で有名なのが翔泳社アカデミーの電気工事士講座で、翔泳社アカデミーの学習期間が3ヶ月なのと比べて、ユーキャンは8か月で勉強を勧めるカリキュラムになっています。
翔泳社アカデミーの電気工事士資格講座の受講料
第二種電気工事士 | 59,400円(税込み・一括払い) |
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第一種電気工事士 | 86,400円(税込み・一括払い) |
電験三種 | 2年コース約15万円、1年コース約9万円 |
翔泳社アカデミーの第二種電気工事士の通信講座は、ユーキャンと比べると3,600円安くなっています。
安い理由ですが、標準学習期間が第二種・第一種共に3か月間(ユーキャンは8か月)で、短期間で資格取得の勉強をしたい人向けの通信講座ということがあります。
現実的な問題として3ヶ月で全てのカリキュラムを終えるのは結構ハードです。現在電気工事関係の仕事をしていてある程度知識がある人、時間がなく短期間で集中して勉強したいという人には良いのですが・・・、初めて電気工事士の勉強をする人にとっては慎重にいきたいので、8か月という期間でカリキュラムが組まれているユーキャンの方が多少高くとも安心と言えます。
(第一種を目指す場合ユーキャンには講座がないので必然的に翔泳社になってしまいますが)
逆に電験三種の通信講座はユーキャンの方が安いという結果でした。
通信講座で一番安いところまとめ
通信講座では翔泳社アカデミーが最安。ただ期間が短く急いで学習を進める必要があります
第二種電気工事士の資格取得講座
■ユーキャン |
■翔泳社アカデミー |
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本科コース | 技能試験コース | 総合コース | 技能コース | |||||
受講料 | 一括 | 63,000円 | 一括 | 39,000円 | 一括 | 59,400円 | 一括 | 38,800円 |
分割 | 3,980円×16回 総計:63,680円 |
分割 | 3,980円×10回 総計:39,800円 |
分割 | 不可 | 分割 | 不可 | |
学習期間 | 8ヵ月 ↑ゆっくり学べる |
3ヵ月 | 3か月 ↑期間が短い |
3か月 |
※別途工具の購入が必要。工具は約8千円~(参考:絶対失敗しない!電気工事士工具の選び方)
※ユーキャン・翔泳社共に総合コースは教育訓練給付制度の対象です(技能コースは共に不可)。
【比較②】電気工事士の講習費用
民間より、国が行っている公的な講習の方が安い費用で受講できる
電気工事士の講習には、「民間が行っている講習」と「国が行っている公的な講習」があります。両者の大きな違いは受講料の差です。
電気工事士の講習は大抵が試験日の直前に受けられる日程になっていて、直前の試験対策目的で利用する人がほとんどです。
公的な電気工事士講習会の費用
国が行う講習会の費用事例です。
学科受験対策 | 基礎実技 | 実技受験対策 | 実技受験対策(初学者対象) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
講習料金 | 1,600円 | 6,500円 | 一括8,600円 (1)4,300円 (2)4,300円 |
6,500円 | |||
講習日程 | 3日間~8日間 (会場により講習日数が異なる) |
2日間~6日間 (会場により講習日数が異なる) |
2日間 | 昼間:3日間 | |||
夜間:8日間 | |||||||
1日の講習時間 | 昼間 | 約5時間半 | 昼間 | 約6時間 | 7時間10分 | 昼間 | 約7時間 |
夜間 | 約2時間半 | 夜間 | 約2時間半 | 7時間10分 | 夜間 | 約2時間半 | |
講習会場 | 昼間 | 赤羽、城東、城南など | 昼間 | 府中 | (1)、(2)共に城東 | 昼間 | 城東、多摩、八王子、府中 |
夜間 | 多摩、八王子など | 夜間 | 赤羽 | 夜間 | 赤羽、城東、城南 |
上記は電気工事士資格取得講習会の一例です。受講料が格安な分、受講者の都合で受けることはできません。また、長期間通うのではなく短期間受講する形になります。
現在働いている人で講習を受けたいと思うと、日時を合わせる必要があるのでなかなか講習を受けに行くことは厳しくなってくるのがデメリットです。
※上記の費用は受講料だけの金額なので、別途テキスト代が掛かります(テキスト代は講習会場によって異なります)。
民間の電気工事士講習会の場合
民間が行う講習会の費用事例です。公的な講習会と比べると、平均受講費用は高くなります。
事例1
基礎講習会 | (筆記)試験受験対策講習会 | (技能)試験受験対策講習会 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
講習料金 | 9,000円 (別途テキスト代2,000円) |
12,300円 (別途問題集代1,400円) |
24,500円(材料代込み) ※問題集が必要な方は 別途テキスト代1,200円 |
|||
1日の 講習時間 |
8時間 | 8時間 | 9時間 | 8時間 | 8時間 | |
期間 | 2日間 | 第1回目:2日間 | 2日間 | |||
第2回目:2日間 |
やはりこの講習会でもテキスト代は別途必要となります。また、実技試験対策講習に関しては工具を自分で用意をして必ず持参しなければなりません。
事例2
筆記試験講習会 | 技能試験講習会 | |
---|---|---|
講習日数 | 2日間 | 2日間 |
講習料金 | 13,000円 | 27,000円 |
1日の講習時間 | 7時間 | 7時間 |
試験直前の対策講習の費用事例です。講習期間は2日間で試験直前の講習会として開かれているため、事例1と比較すると期間も短く費用も安く抑えられています。
電気工事士の講習会の比較まとめ
公的機関が行う講習が最安。期間は講習内容によって異なる
費用 (全ての講習を受講した場合) ※テキスト代は含まず |
期間 | 1日の講習時間 | |
---|---|---|---|
はたらくネット (公的) |
14,600円 | 2日間~8日間 | 5時間半~7時間程度 |
日本電気協会 (民間) |
45,800円 | 6日間 | 8時間~9時間 |
電気ライセンス研究所 (民間) |
40,000円 | 4日間 | 7時間 |
実は私も一度は講習会を検討していたのですが、 講習会の日程が決まっているというのがネックになり断念しました。
講習会に向いているかたは、
- ①仕事をしていない
- ②自由に受講時間が決められる
- ③家でひとりでは勉強できない
この3つに当てはまる人です。
講習会は工具を持参するのが基本となっているため、上記講習料以外にも工具セット(10,000円~15,000円程度)を購入する必要があることも頭に入れておきましょう。
【比較③】学校で電気工事士の資格を取得する場合の費用
電気工事士の資格を取得する学校は、①専門学校や大学、②電気科系の専門学校やカルチャースクールと呼ばれる民間企業が運営する学校の2つがあります。
専門学校や大学は入学金や授業料、実習料のすべての金額を含めて年に数百万円の学費が掛かります。
社会人で働きながら資格取得をしたい!という人や転職を機に電気工事士の資格を取得したい!という人にとっては、資格取得のために年に数百万円の学費は払えませんし毎日学校へ通うことは出来ません。そういう方の場合は電気科系の専門学校やカルチャースクールと呼ばれる民間企業が運営する学校があり、社会人向けのセミナーや講習会が用意されています。
ここでは【社会人向けの学校の講習会】に注目して、資格取得するための費用を比較します。
専門学校Aの場合
▼第2種電気工事士【筆記試験対策講座】コース
受講期間 | 5日間 9:00~17:00 |
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受講費 | 38,000円 |
テキスト代 | 3,348円 |
その他費用 | なし |
合計金額 | 41,348円 |
▼第2種電気工事士【技能試験対策講座】コース
受講期間 | 5日間 9:00~17:00 |
---|---|
受講費 | 45,000円 |
テキスト代 | 1,296円 |
その他費用 | 6,000円 |
合計金額 | 52,296円 |
★上記2つのコースを合わせた合計受講料:93,644円
電気工事士の社会人向けスクールは必要な工具を持っていない受講生には無料貸し出しをしてくれたり、講習日程が筆記・技能のどちらも土日のみとなっていたり、社会人に優しい学校が多くあります。
ただ工具はどちらにせよ持っていないと技能試験が受けられないので、あくまで費用の先延ばしという形になります。
専門学校Bの場合
▼第二種電気工事士 平日(筆記)コース 第二種電気工事士受験科コース
受講期間 | 10日間 18:30~21:00 |
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受講費 | 24,000円(テキスト代・資料費を含む) | 備考 | 土日コースもあり(4日間 9:30~16:30/受講費は同じ) |
▼第二種電気工事士 土日2日間(技能)コース
受講期間 | 2日間 9:30~16:30 |
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受講費 | 20,000円(テキスト代・材料費を含む) | 備考 | 1日コース(9:30~16:30/受講費:14,000円) 夜間コース(5日間 18:30~21:00/受講費:20,000円 ※テキスト代・材料費を含む) の2コースもあり |
★上記の平日(筆記)コースと土日2日間(技能)コースを合わせた合計受講料:44,000円
こちらの学校の講習は上期・下期ともに電気工事士の講習受講料は変わりません。ただし、工具については別途準備しておく必要があります。また、技能コースに関しては土日のみとなっています。
やはりこの学校も、専門学校Aと同様に日程や受講料について“働いている人でも通いやすい”ということにとても配慮されています。民間の講習会よりもずっと安いですね。
まとめ~1番安い取得方法は公的な講習会
公的機関が運営する講習会が1回の受講料が安い
電気工事士の資格取得通信講座・講習・学校の費用をまとめてきましたが、講習1回の受講料で比べればやはり国が運営する公的機関の講習会が一番安く資格取得出来ます。
ただ上記にも書いた通り講習会の開催場所・日時が限られていたり、講習自体に定員数が決まっていて抽選になっていたりすることがデメリットとなっています。
私の場合は仕事以外の時間で勉強をしなければいけなかったこと、自分の生活のサイクルをあまり乱したくなかったこと、それからなにより焦らずマイペースに勉強したかったという理由から、講習会や学校は断念し(交通費、食事代も掛かるし)ました。
安さだけにとらわれず、自分のライフスタイルにあった講座で資格取得を目指すことが合格への近道です。
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