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電気工事士の資格は必要なの?
電気工事士の資格ってなぜ必要なの?資格なしで工事するとだめなの?と思う方は多くいます。
自分は全然できるよ? という方は資格の必要性に疑問を感じるかもしれません。このページでは、電気工事士の資格の重要性を解説しています。
電気工事士にも法律がある
資格がないと、工事ができない!
電気工事は感電事故や転落事故、漏電火災など様々な事故の危険性がある仕事です。
その事故を防ぐために下記のような法律があります。
電気工事士法 第1条
「この法律は、電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、もつて電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする。」
このように、国が認めた人じゃないと工事したら危ないのでだめですよ?という法律が実はあるのです。
電気工事士の資格は必要ない?資格を持たずに工事できる?
知識不足が原因で事故を起こす可能性が。懲役や罰金もある!
なんだ!危ないから持ってなきゃダメなのね?自分はずーっと工事してきたし事故なんてしないよと思う方もいると思います。 しかし、どんなにプロの電気工事士でも事故を起こしてしまう事もあります。
電気工事士の事故事例
・時期 平成21年8月
・被害者 電気工事士歴40年間のベテランの方
・事故内容 器具の取付の際、しっかりと周辺機器の検電(電気が流れているかどうか)をしなかったが為に謝って後ろにあった避雷器に背中を接触させて感電してしまいました。
・時期 平成23年11月
・被害者 電気工事士歴38年間のベテランの方
・事故内容 ちょっとした不注意でベルトが分電盤内のブスパーに接触して、ショートし た。太ももに全治1カ月の火傷を負ってしまいました。
・時期 平成20年10月
・被害者 電気工事士歴1年7カ月で無資格の方
・事故内容 照明用配線工事で作業責任者から「まだ作業はするな」と指示が出ていたに も関わらず、自分の判断でケーブルの被膜を剥いた状態で感電して死亡してしまった。
上記の例のように、どんなベテランの方でもちょっとした不注意で事故を起こしてしまうのが電気工事士の仕事です。
資格を持たないまま仕事を行うと、より事故を起こす可能性が上がります。知識不足のせいで人生を台無しにしてしまうのは、とても残念なことです。
また、資格を持ってない人が工事をしてしまうと、車の無免許運転と同じで 「3ヵ月以下の懲役」又は「3万円以下の罰金」にするという法律が決まっています。
資格が無くてもできる電気工事の作業
- エアコンの工事(取付け・取り外し・化粧カバーの取付けのみ)
- 家庭での照明取り替え・取付など(コンセントを開けたりいじるのはだめ)
このように、資格が無くても出来る電気工事の作業は本当に限られたもののみになります。
軽い気持ちで工事を行い怪我や懲役、罰金なんて嫌ですよね?このような事が無いように、電気工事士の仕事をする時は資格を取得してから行いましょう。
資格を取得するメリット
もちろん資格をもっていると良い事も沢山あります。
- メリット1.就職で有利になる
- メリット2.求人が沢山ある
- メリット3.手当が付く
- メリット4.実務経験を積める
メリット1.就職で有利になる
会社は無資格の人を働かせることは出来ません
もしあなたが社長さんなら、どちらの人を採用しますか?
- ① 2年の実務経験があるが全くなにも資格がない。
- ② 実務経験はないが、第二種電気工事士の資格を持っている方
人によっては実務経験がある方が役にたつのだから①でしょ?と思うかも知れません。 しかし、会社としては無資格の人を働かせることは出来ないのです。
もちろん会社にもよりますが、実務経験をもっていようが、②の「実務経験が無くても資格を持っている人」が有利とする会社がほとんどです。
メリット2.求人が沢山ある
豊富な求人数がある
電気工事士は常に需要がある仕事であり沢山の求人があります。
求人サイトの求人件数情報(2015年1月現在)(電気工事士で検索)
イーアイデム | 37件 |
---|---|
ジョブダイレクト | 4,667件 |
タウンワーク | 2,671件 |
マイナビ転職 | 114件 |
エン転職 | 32件 |
リクナビNEXT | 102件 |
私が調べた限りでも上記のように電気工事士関連の仕事は沢山あります。
そして多くの求人情報で
- 第二種電気工事士の資格を持つ方は優遇します。
- 未経験でも可
- 学歴・年齢不問
上記の文字が多くありましたので、これから電気工事士に就職する人、転職する人でも沢山の選択肢があります。
▼某求人サイトの求人例
メリット3.電気工事士の資格で手当てが付く
資格を持っていると給料が増える
会社によって金額は違いますが、第二種電気工事士で約平均2,000円、第一種電気工事士では、約平均4,000円もの手当が付きます。
1年間の金額にすると・・・
- 第二種電気工事士の場合 2,000円×12カ月=24,000円
- 第一種電気工事士の場合 4,000円×12カ月=48,000円
結構な金額になりますよね。電気工事士の受験費用を考えても、合格して約半年働けばどちらの資格も元がとれます。
電気工事士の受験費用
受験費用 | 郵便申込み | インターネット申込み |
---|---|---|
第二種電気工事士 | 9,600円 | 9,300円 |
第一種電気工事士 | 11,300円 | 10,900円 |
メリット4.実務経験を積める
実務経験が積めるので、その後のスキルアップが可能
電気工事士には第二種、第一種と二種類あります。
まずは第二種を取得し、その後より出来る工事の幅が広がる第一種を目指す人が多いのですが、実はこの第一種電気工事士、実務経験が5年以上ないと資格が取得できません。 もちろんこれは無資格で5年以上電気工事士の仕事してたよ。なんて言ってもダメです。
第一種を取得すれば給料が上がり、更に出来る工事の幅が増えるので、第二種の免許を取った後就職して働く中で必ず第一種電気工事士の資格を取得したいと思うはずです。
第二種電気工事士の資格を取得することで電気工事士として働く事が出来るようになるので、第一種を取得する際に必要な5年以上の実務経験を積む事が出来ます。
電気工事士に必要な知識と工具・道具
必要な知識
- 資格取得前
- 資格取得後
資格取得前
全然電気の勉強はしたことないから、数学は苦手だから。
どんな人でも大丈夫です。「簡単な数学の知識、分数と掛け算が出来るくらいの。」知識さえ身につければ、第二種電気工事士の資格は取得出来ます。 数学に知識に関するページはこちら
また電気工事士の法律等は暗記になりますので、取得前の知識は上記の1つのみになります。
資格取得後
資格取得後は自分のスキルを高めるために、どんな知識があれば良いかが気になる方が多いです。
例として、第二種電気工事士の資格所得後で現場工事をしていく中で、いつかは「ここの工事は君の資格の範囲では出来ないからあっちの工事をしててくれる?」の様な出来ない工事の範囲が出てきます。
上記のような場合どのような知識があれば良いか?それは第二種電気工事士の上の資格にあたる、第一種電気工事士を取得すると出来る工事の幅が広がります。
このように電気の資格はその人の知識を証明するための物で、持っていると工事の幅が更に広がる事になるので、資格取得後も次の上位資格の知識を身につけましょう。 第一種電気工事士について
必要な工具・道具
電気工事士は現場仕事になり、配線を照明やコンセントに?ぐために工具・道具が必要になります。
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 電工ナイフ
- ペンチ
- スケール
- リングスリーブ用圧着ペンチ(JIS C 9711:1982・1990・1997適合品)
- ウォーターポンププライヤ
- ワイヤーストリッパ
上記の工具・道具が電気工事士試験や現場で多く使う物になります。
写真や詳しく使い方を詳しく掲載しています→準備すべき工具
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