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電気工事士の職場環境まとめ
電気工事士になるとどんな生活が待っている?
私もそうだったのですが、電気工事士の資格を取得する前に、電気工事士の仕事ってどんな仕事環境なのかな?と気になりました。
怖い人が多かったりするのかな?働く時間は長いのかな?職場には何歳くらいの人が多いのかな・・・年上の人ばかりで窮屈だったら嫌だなぁ、、などと悩み、様々な面から就職後の生活をイメージしました。
このページでは、私がその時職場環境について調べたことをまとめたものを掲載しています。
電気工事士が働く会社による職場環境の違い
新卒で就職を希望する学生や、他の職業から転職などを考えている人が就職する会社の環境を気にするのは当然です。
「どんな会社なのか」「どんな人が働いているのか」事前にこの悩みに答えている会社は多く、求人情報からもそれらが読み取れます。
下記の表は、某求人情報サイトで、電気工事士の募集をしている会社1,068社が「大切にしている条件」をまとめたものです。
電気工事士を採用する会社1,068社が、勤務上で大切にする条件
(1,068社、各会社3つの条件を選択、各条件の合計票数)
当然ながら会社によって大切にする条件は違いますが、電気工事士を採用する会社では約95%の会社が「福利厚生」「高い給料」を大切にしていて、約50%近くの会社が「環境・雰囲気」「人間関係が良い」が大切だと選択していました。
ただ、それ意外の条件についてはかなりバラけており、会社により大切に考えていることが全く違う事が分かりました。
会社によって大切にしていることは違う
- A社求人 「良い福利厚生・良い給料・長く働ける会社」
- B社求人 「人間関係が良い・環境、雰囲気が良い・将来性が高い」
例えば上記の様に大切にしている条件が全く違う会社も多くあります。
これは電気工事士の職種に限ったことではないと思いますが、電気工事士の資格取得と同時に、就職するとしたら"自分は何を一番に考えているのか"を少しずつ考えておき、その考えと合致する会社を選択していかないと就職してからきついのかなと想像できました。
職場環境による人間関係、電気工事士の人間性
きっちりしっかりしている人が多い
求人票の説明で、会社が「雰囲気が良い」「人間関係を大切にしている」と言っていても、やはり少し信用ができない部分もあります。
そこで疑い深い私は、実際働いている人間の人間性はどうなのか?ということを調査してみました。
電気工事士はしっかりした人が多かった
電気工事士は工事業者の中でも他の職種と違って、目には見えない物を工事で扱っています。そのため、ちょっとした不注意が事故に繋がります。電気工事中に死亡事故が起こる可能性もゼロではありません。
エアコンの取り付け工事、インターネット回線工事、電柱に登っている電気工事士の方、建物新築時の電気工事、様々な電気工事の現場を見学してきて感じたことは、電気工事士の方は事故を起こさない為、常に仕事に集中しながら動いている人が多く、しっかりしている人がかなり多いです。
普段の生活からもそれが滲みでていて、時間などのスケジュール管理や勤怠態度、時間を守る、など同期・先輩にもキッチリしている方が多かったです(忘年会の会費もきっちり1円単位まで割り勘w)。
現場によっては、怒号が飛び交うことも
私が以前したビル工事等の現場関係の仕事の場合は、電気工事士だけではなく土方関係の方も多く働いていました。こういった環境の場合、怖い人や怒鳴って怒る人は絶対います。
もしどうしてもこのような環境が苦手は人は、大きな現場工事等を扱う会社には就職しない方が無難です。エアコン工事だったり、個人の住宅の配線工事等であれば他の職種の方と仕事をする機会は少なくなります。
電気工事士の労働時間
労働時間は働く分野にもよるため、下記3つの職場の求人票を各25社分調査してまとめました。
- ①エアコン工事
- ②ビル管理の仕事
- ③大きな現場工事
①エアコン工事を扱う会社の労働時間
家電量販店でエアコンを買われた人の家まで配送し、取り外し・取付けが電気工事士の主な仕事です。
朝早くではお客様が起きていない、夜遅くはお客さんが寝ているので、その関係で時間が限られています。
上記の表を見て分かる様に、ほとんどの会社が朝は8~9時頃が始業時間で、就業時間は17~18時頃が多くなっています。夜はどの会社も、遅くまで工事をしていません。
残業についてですが、1日に取付できる量などをあらかじめ判断して工事をしに行くため、極端に時間が延びて残業になることはほぼ無いです。
②ビル管理を扱う会社の労働時間
ビル管理の仕事では、ビルのメンテナンスをしたり管理したりするのが電気工事士の主な仕事です。営業時間が違うので、働くビルによって時間に大きなバラつきがあるのが特徴です。
上記の表を見ると分かる通り、ビル管理を扱う場合は丸一日勤務時間となる会社も当然あります。働き方としては、勤務日・休日をシフト制でローテーションする形です。こういった会社は24時間営業の病院や工場の管理を扱っています。
また、9時~18時、8時~19時・・・など時間が安定している会社でも、月に4~5回ほど定期点検等があるため朝まで残業をすることもあります。
③現場工事を扱う会社の労働時間
現場の工事では、電気工事士は屋内配線や外線配線工事などを担当します。
施行中の現場の工事が終わると、次の現場に移動してまた工事を行う・・・など、常に現場環境が変わるのも特徴です。
上記の表を見ると勤務時間は安定しているように見えますが、現場の工事には締め切り日が決められている事がよくあります。
それにより、元から求人票に「月30時間程残業があります!」等、残業時間の記載がされている会社も多くあります。
また、現場が変われば通勤時間も変わるので、8時から出勤でも6時に家を出なければいけない場合もあったり、常に変化に対応していく必要があります。ひとつの場所に留まる事に飽きてしまう人には向いているかもしれませんが、環境の変化が苦手な方には若干きつい変化です。
しかし、現場工事は悪い事ばかりではありません。現場の工事が早く終わった時は、早上がりが出来る事もあります。さらに長い現場を終わらせた後は、約1週間ぐらい休みを貰える事もあるのです。
電気工事士の労働時間まとめ
労働時間は分野により変わる!
電気工事士の仕事内容を3つに分け、それぞれの仕事を扱う会社の労働時間を調査した結果、分野により大幅に残業時間や勤務時間が変わるのが分かりました。
私が求人票を見て分かった、電気工事士が職場を選ぶ時のポイントをまとめました。
①月間の残業時間を大体でも載せている会社。
②勤務場所が固定など大きく変わらない場所の方が、通勤時間が安定する。【東京・埼玉等の大雑把な所ではなく→例多摩地区や○○区周辺など、場所がしっかり決められている会社】
③業務内容がしっかり記載されていて、時間配分がしっかり出来そうな会社。
電気工事士の残業時間はどのくらいか
次に気になるのは会社の残業時間です。総務省の統計局が調査した、電気工事士の平均残業時間を調べてみたところ、平成26年では月間約20.3時間ということが分かりました。
しかし、これだけではそれが多いのか少ないのかも区別が付かなかったため、総務省が調査している、様々な職種384社の平均残業時間をまとめ、電気工事士と比較してみました。
384社(電気工事士を含む)の月間平均残業時間
残業時間は平均よりやや多め
1番多かったのは月間10~14時間の残業時間で、電気工事士の残業時間は平均よりやや多いということが分かりました。
ただ、電気工事士は在籍する会社が扱う工事内容により残業時間は大幅に変化します。現場工事を扱う会社が電気工事士全体の平均残業時間を引き上げている可能性があり、一概に「残業が他職種よりやや多い」とは言えません。
電気工事士の平均年齢・年齢層
自分の年齢でも就職出来るのかな?どんな年齢の人たちが多く働いているのかな?など年齢に関する悩みをまとめました。
平均年齢・年齢層は?
電気工事士としていざ働こうと思った時、どんな年齢の人がいるのか、果たして自分でもとけ込めるのか。とても気になりました。
総務省の調査のもと平均年齢を調査した所、電気工事士の平均年齢は約40.1歳でした。平成26年以前も、過去6年間を調査してみました。
電気工事士の平均年齢(年度別)
上記の表を見ると全体的に平均年齢が毎年上下してますが、大体40歳前後で安定しているのが分かります。
残業時間と同様に、他の384職種の平均年齢を調査し、電気工事士と比較してみました。
全ての職種の平均年齢は41.2歳で、電気工事士と大差はありません。
電気工事士の職場は特に若い人が多い・年配の方が多いなどの特徴は全くなく、他職種に就くときと職場の環境は特に変わらないことが分かりました。
(ただ、肉体労働がメインになる電気工事士は、平均年齢が40.1歳と少しだけ若い事も調査の結果分かりました。)
平成26年度 電気工事士の年齢層割合(男)
男性の場合20~44歳まではほぼ均等に人数がいます。
やはりどうしても肉体労働でなので、年齢が上がると辞める人が出てくる関係で、45歳~徐々に働く人が減っていくのが分かります。
平成26年度 電気工事士の年齢層割合(女)
次に女性の電気工事士ですが、女性では40~44歳の電気工事士の方が一番多いことが分かりました。
やはり力仕事なので男性より早めに辞めていく人が多い関係で、年齢層にここまでバラつきが出ます。
求人票で良く見る年齢不問って本当?
電気工事士の求人票で年齢不問の文字を多く見かけます。しかし、実際に申込みをする際やはり本当なの?と不安になります。
実は昔の求人には、20~40歳などという記載がありました。ところが、雇用対策法が改正され、平成19年の10月から会社側は均等に面接を受ける機会を与えなきゃだめですよ?と変わったことから「年齢不問」という文字を目にする機会が急激に増えました。
実際は面接すら受けさせて貰えない事もある
年齢不問なら面接を受けてみようかな?と勿論思いますよね。こうして履歴書を書いてせっかく面接に申込んでも、面接をする前に電話で落とされてしまう事もあるのです。
これには、雇用対策法が改正された影響で求人票には書かれませんが、会社側は本当は何歳~何歳の人がきて欲しい等の希望があるからです。
ではどうすれば本当に働く事が出来るの?年齢不問なんて実際無いの?と疑問になりますよね。
本気で年齢不問で募集している会社はある
若くない年齢や無資格だけど働ける?こんな疑問に答える為に、私の方で求人票等に載っている会社に電話で問い合わせ等をした所、実際に募集している会社はありました!!
ただ、会社により少し条件等があったので下記のリストに細かい例をまとめてみました。
- ①実務経験が3年以上ある方
- ②現場仕事等の場合、未経験の方の場合は30歳又は35歳以下の方
- ③第一種電気工事士を持っていたり、第三種電気主任技術者を持っている方
- ④ビル管理の仕事の場合、40歳又は50歳以下等の方
こうして見ると細かい条件等はありますが、しっかり年齢不問で募集している会社もあるのが分かります。
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