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特種電気工事資格者とは?資格申請の4つのポイント

「特種電気工事資格者」とは何か?申請方法や講習内容を分かりやすくまとめました。

特種電気工事資格者は特殊な分野の電気工事を行うことができる資格で、「ネオン工事」と「非常用予備発電装置工事」の2種類があります

ここでは上記の2種類の違いや資格認定証の申請方法などを詳しく解説していきます。

1.特種電気工事資格者の資格概要

電気工事士の資格には色々種類があり、持っている資格によって工事できる範囲が違います。

特種電気工事資格は自家用電気工作物(最大電力500kw未満の需要設備)の工事のうち、ネオン工事と非常用予備発電装置工事ができる資格になります。

特種電気工資格事の工事範囲説明図(認定電気工事従事者や第一種・第二種電気工事士との差)

ネオン工事と非常用予備発電装置工事はそれぞれが別々の資格として成り立っているため、出来る工事の内容も違い、資格認定証を申請する際も別々に申請しなければいけません。

資格申請のパターンは2つ

特種電気工事資格の申請するには2つのパターンがあります。

ネオン工事資格も非常用予備発電装置工事資格も、資格申請するためには「認定講習を受ける」か「資格試験」を受験するかのどちらかのパターンを選ぶことができます

どちらのパターンを選んで資格申請をしたらいいか?は、のちほど詳しく解説していきます。

「第二種」「第一種」「認定電気工事従事者」の資格を持っていても必要か?

特種電気工事の資格は「第二種電気工事士」「第一種電気工事士」「認定電気工事従事者」では取り扱いできない範囲の工事をするための資格です。

上の図でわかるようにこの資格がなければできない工事のため、入社した会社が特種電気工事を取り扱っている場合は必要になります。

2.特種電気工事資格者(ネオン工事)の資格申請をする

自家用電気工作物のネオン工事この資格がなければ出来ない。そのため資格申請する必要がある。

一般用電気工作物(住宅や小型店舗等)に区分される場合の工事については、第一種電気工事士や第二種電気工事士でも工事はできます。

ですが、事業用のビルや工場等の自家用電気工作物(最大電力500kw未満の需要設備)については特種電気工事資格者でなければ工事はできません。

そのため、ネオン工事に関しては特種電気工事資格者が必要となってきます。

資格申請するには2つパターンがあり、「認定講習を受ける」か「資格試験を受ける」で資格申請までの流れが変わります。

特種電気工資格者のネオン工事の部分を説明した図

認定講習を受けて申請する場合

認定講習を受けた場合は、講習修了後に5年の実務経験を積んでから資格申請する。

認定講習の概要

特種電気工事資格者の認定講習は一般財団法人電気工事技術講習センターで申し込みができます。

ネオン工事の場合、認定講習を修了した後にネオン工事に関する実務を5年以上経験して、その後に資格申請をします。

特種電気工事資格者(ネオン工事)の認定講習を受けてから申請までの流れ

講習受講料・講習会場・講習時間及び講習科目等
受講料 18,000
注:納付された受講料は原則返金されません。
受講会場 東京のみ
講習時間 午前9時45分~午後4時45分
ネオン工事講習科目 時間
電気に関する基礎理論
配電理論及び配線設計
配線図
2時間
ネオン工事用の材料及び工具 1時間
ネオン工事の施工方法 1時間
ネオン工事に係る検査方法 1時間
自家用電気工作物の保安に関する法令 1時間

※認定講習は年一回、一日で受けられるものとなっています。

講習受講の申し込み

受講申し込みは一般財団法人電気工事技術講習センターの特種電気工事資格者認定講習のページから申し込みます。

試験を受けて申請する場合

試験は、公益社団法人日本ネオン協会が実施する「ネオン工事技術者試験」を受験します。

ネオン工事技術者試験の概要

公益社団法人日本ネオン協会が実施する「ネオン工事技術者試験」を受けて資格申請する場合には下記のとおり、「実務経験」を積まずに申請まですることができます。

試験には「筆記試験」と「技能試験」があり、ともに合格基準が60%以上の成績であることが条件となっています。

特種電気工事資格者(ネオン工事)の試験を受けた場合の申請までの流れ

受験料や試験内容等
受験資格 電気工事士の免状交付を受け取っている人
受験料 20,000
※一旦納付した受験料は返却されない
試験開催地 東京都港区
試験内容 【筆記試験】
  • 電気に関する基礎理論
  • 配電理論及び配線設計
  • 配線図
  • ネオン工事用の材料及び工具
  • ネオン工事の施工方法
  • ネオン工事に係る検査方法
  • 自家用電気工作物に関する法
(電気工事士法、電気工事士法施行令及び規則、並びにその他関係法令等)
【技能試験】
実技試験として、自家用電気工作物に係る工事のうちネオン用として設置される分電盤、主開閉器(電源側と電線との接続部分を除く)、タイムスイッチ、点滅器、ネオン変圧器、ネオン管及びこれらの付属設備を設置する工事又は変更する工事の全部又は一部について行われます。
合格発表 公益法人全日本ネオン協会のネオン工事技術者試験の合格発表ページに掲載されます。

※試験日や受験願書受付・締切日は年度ごとに若干変わり、毎年11月に情報が更新されます。受験を希望する人は公益社団法人全日本ネオン協会のネオン工事技術者試験のページを確認しましょう。

3.特種電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)の資格申請をする

非常用予備発電装置工事の場合も資格がなければ出来ない。そのため資格申請する必要がある。

非常用予備発電装置工事に関しても、事業用のビルや工場等の自家用電気工作物(最大電力500kw未満の需要設備)については特種電気工事資格者でなければ工事はできません。

こちらもネオン工事と同じように、「認定講習を受ける」か「資格試験を受ける」で資格申請までの流れが変わります。

特種電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)の試験を受けた場合の申請までの流れ

認定講習を受けて申請する場合

認定講習を受けた場合は、こちらも講習修了後に5年の実務経験を積んでから資格申請する。

認定講習の概要

特種電気工事資格者の認定講習は一般財団法人電気工事技術講習センターで申し込みができます。

非常用予備発電装置工事の場合もネオン工事と同じく、認定講習を修了した後に非常用予備発電装置工事に関する実務を5年以上経験して、その後に資格申請をします。

特種電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)の認定講習を受けてから申請までの流れ

講習受講料・講習会場・講習時間及び講習科目等
受講料 18,000
注:納付された受講料は原則返金されません。
受講会場 東京のみ
講習時間 午前9時45分~午後4時45分
非常用予備発電装置工事講習科目 時間
電気に関する基礎理論 1時間
非常用予備発電装置の基礎 1時間
非常用予備発電装置の施工方法 2時間
非常用予備発電装置に係る検査方法 1時間
自家用電気工作物の保安に関する法令 1時間

※認定講習は年一回、一日で受けられるものとなっています。

講習受講の申し込み

受講申し込みは一般財団法人電気工事技術講習センターの特種電気工事資格者認定講習のページから申し込みます。

試験を受けて申請する場合

非常用予備発電装置工事の資格試験は、「自家用発電設備専門技術者試験」を受験します。

自家用発電設備専門技術者資格

非常用予備発電装置工事の資格試験は、一般社団法人日本内燃力発電設備協会が実施する据付工事部門に係る自家用発電設備専門技術者試験を受験して合格すると、「特種電気工事資格者」として申請ができます。

特種電気工事資格者(非常用予備発電装置工事)の試験を受けた場合の申請までの流れ

この試験は、ネオン工事技術者試験と違い、一般社団法人日本内燃力発電設備協会が設けている「据付工事部門の業務」に関して5年以上の実務経験ないと受験できません。

つまり、非常用予備発電装置工事の資格申請は認定講習を受けても、試験を受けても申請までに時間が掛かることになります。

さらにこちらの試験は受験料も高く、試験の難易度も高いので、非常用予備発電装置工事をする機会がなければ持っていなくてもいい資格ともいえます。

受験料や試験内容等
受験資格 電気工事士の免状交付を受け取っている人
受験料 38,300
※納付した受験料は返却されない
試験開催地 全国各地
試験内容 【据付工事部門(K)の必須科目】
自家用発電設備に関する法令、 自家用発電設備の基礎
【据付工事部門(K)の選択科目】 自家用発電設備の工事の施工方法
合格発表 12月下旬に試験結果として、業務区分ごとの合否が受験者に通知される。

※試験日や受験願書受付・締切日は年度ごとに若干変わります。また、開催地ごとに試験日が異なりますので受験を希望する人は一般財団法人日本内燃力発電設備協会の自家用発電設備専門技術者の受験案内ページを確認しましょう。

※この資格に関しては専門技術者資格を取得された後、5年毎に資格証の更新に伴う更新講習を受ける必要があります。

4.特種電気工事資格者の申請をする

特種電気工事資格者の資格申請は認定講習を受けた人と試験を受けた人で用意するのもが若干異なる。

認定講習受講後もしくは指定の試験に合格後に管轄の産業保安監督部に申請します。ただし、認定講習を受けた人と試験を受けた人では準備するものが異なります。

認定講習を受けた人

認定講習受講して申請する場合は、講習受講後に5年以上ネオン工事or非常用予備発電装置工事の実務経験を終えてから申請します。

認定講習を受けた人が用意するもの
  • 認定申請書
  • 認定証交付申請書
  • 写真(縦4cm×横3cm:2枚)※裏面に氏名・生年月日を記入。
  • 住民票
  • 返信用封筒(切手不要)
  • 収入印紙:\4,700分(過不足無く用意しておく)
  • 免状の写し(コピー)
  • 実務経験書
  • 認定講習修了書

試験を受けた人

資格試験を受験し合格後に申請する場合は、それぞれ下記のとおり必要なものを用意して申請します。

ネオン工事技術者資格試験を受けた人が用意するもの
  • 認定申請書
  • 認定証交付申請書
  • 写真(縦4cm×横3cm:2枚)※裏面に氏名・生年月日を記入。
  • 住民票
  • 返信用封筒(切手不要)
  • 収入印紙:\4,700分(過不足無く用意しておく)
  • 試験合格書
非常用予備発電装置工事資格のための試験を受けた人が用意するもの
  • 認定申請書
  • 認定証交付申請書
  • 写真(縦4cm×横3cm:2枚)※裏面に氏名・生年月日を記入。
  • 住民票
  • 返信用封筒(切手不要)
  • 収入印紙:\4,700分(過不足無く用意しておく)
  • 認定講習修了書
  • 試験合格書

申請先は認定電気工事資格と同じで、お住まいの管轄の産業保安監督部に申請します。必要書類は地域によって若干異なる場合がありますので、申請前に確認してください。

5.特種電気工事資格者の資格更新は必要?

更新の必要はなし!「自家用発電設備専門技術者資格」の資格証のみ更新が必要

     

特種電気工事資格者としての認定証は更新はありません。再交付などの手続きは認定電気工事従事者の認定証の時の手続きと同じです。

特種電気工事資格者の資格に関して、更新の必要があるのは「非常用予備発電装置工事」の資格を取得するために受ける試験の「自家用発電設備専門技術者資格」の資格証のみです。これに関しては資格証の更新のために更新講習を受けます。

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